不動産鑑定士ってどんな仕事?リレーリポート2

藤原新一氏からバトンを託されたのは、菅野桂司氏。
どんなお話が伺えるのでしょう? カン太くん、カナちゃんもやる気満々のようです!

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さあ、お二人目は菅野桂治さんです。

今回はわたしの登場の機会がちゃんとあるのか、ドキドキするわ!
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ははは、カナちゃん、みんなの前に出られて嬉しいんだね!でも、目的は鑑定士さんの仕事をつたえることだからね!

わかってるわよー!私のミッションは、鑑定士さんのお仕事を、みなさんに伝えることなんだから!さぁ、今日はどんなお話を伺えるのかしら?
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第2回を引き受けてくれた不動産鑑定士の菅野桂司さんは神奈川県内で不動産鑑定士として活躍しています。第1回の藤原氏さんが鑑定士の一日を説明してくださったので、菅野さんには、「鑑定する不動産を確認する」という部分にフォーカスしてお伝えいただくことにしました。

菅野さん、初めまして!カナ子とカン太です!今日はよろしくお願いします!
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はじめまして! 不動産鑑定士の菅野桂司です。

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不動産鑑定士さんって、どんな依頼で鑑定することが多いんですか?

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私の場合は、よくあるご依頼としては……
●差押物件の鑑定評価(公的機関からの依頼)
●公園や道路のための用地買収のための鑑定評価
●土地担保とする融資の資料のための鑑定評価(銀行からの依頼)
●賃料裁判の公的資料としての鑑定評価(弁護士からの依頼)
●相続に伴う鑑定評価(税理士・司法書士からの依頼)などがあります。
もちろん、民間企業や個人の方からの依頼の多い不動産鑑定士もいらっしゃいます。

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なるほど、菅野さんの場合は、公的機関や、専門家からの依頼が多いんですね!

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はい。そのため、私が個人の方に仕事の内容をお伝えする機会はあまりありません。今日はよい機会ですので、じっくりお話をさせていただきます!私の場合、現地に実際に行ってみると、依頼主からの資料やお話をお聞きした内容と異なることがよくあります。建物の場合には、増築や改築を重ねて図面と異なっていたり、誰も住んでいないはずの土地に、実際には居住者がいることもあります。

へぇ! 住んでいる人はいないはずなのに、人がいたら驚くわねぇ!
他に、どんな例がありますか?
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例えば……斜面を含む土地の鑑定の依頼を受けて、現地に行ってみると……山の斜面に資料にはない擁壁がありました。さて、この擁壁が依頼された不動産に含まれるかどうかがよくわかりません。鑑定する不動産に擁壁が含まれるか否かで不動産の評価額が変わってしまいますから、それを判断する必要があるのです。そのために、擁壁に関する資料を集めることが必要になります。資料がうまく見つかれば良いのですが、なかなか見つからなかったり、古い建造物だと記録が残っていないという場合もあります。

なるほど…… 資料はある一時のものだけれど、人が暮らしている土地には変化が起きるものね…… だから現地に実際に行くことが大事なのね! そして、実際に確認すると、次にすべきことが増えてしまうこともあるわけね!
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そうですね、資料をいただいて、現地にいくと、何かしら予想外のことがありますね。

予想外のことがたくさんあると、たくさん資料を集めなきゃいけないのかしら?
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そそういう場合もあります。不動産鑑定士の仕事は一つ一つ、事実を積み上げていく仕事なのです。地味ですが、不動産鑑定士が評価した価格は公的な資料として使用されるので、慎重になります。また、不動産は一般的に非常に価値が高いものですので、社会に与える影響も大きく、責任が重い仕事です。

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ちょっと難しい話になってしまったので、実際に現地でどんなふうに計測しているのか、説明したいと思います。そのために、今日は不動産鑑定士が使う道具を持ってきました。距離を測ったり、傾斜角度を調べるための道具です。

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第1回の藤原さんも言っていましたが、周囲の人から怪しい人だと思われてしまうこともありますので現地での行動は、要注意です。私はすぐに逃げるようにしていますが…… そこで、とても役立つのが、こちらの「レーザー距離計」です。壁面までの距離をレーザーで測定できるので、大変便利です。メジャーも使いますが、壁面までの距離をスマートに測ることができるため、愛用しています。

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わぁ、さすがプロってかんじがする!かなり使い込んでいますね!しかも、スマートにというのが菅野さんらしくてかっこいいです!僕もあこがれてしまいます!メジャーで測ると確かに怪しいですね……

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こちらは、傾斜を測るための道具です。液体が入っているので、液体の表面が水平になるようにして、傾斜を測ります。この場合は、30度ですね!

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へぇ、こういう道具を使うんですね! 僕も使ってみたい!


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計測している姿はこんな感じです。

確かに、スーツを着た人が、突然、こんな格好で計測をはじめたら驚きますね……
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菅野さん、かっこ良かったな、僕も鑑定やってみたいな! 事件は現場で起きているんだ! という感じがするよね! 不動産鑑定士は現場を大事にするんだね。

そうね、最終的に依頼主に提出するのは紙の資料かもしれないけれど、それを作るために、現地に行ったり、調べたり、いろいろなことをするのね!
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なんだか、面白くなってきたね! 次回は、資料をあつめたり、それを整理したりするのかな?どんなところに連れて行ってくれるのか、楽しみだなぁ!

そうね! それにいろんな不動産鑑定士さんに会えるのも楽しいわ!
次回にバトンがわたるのはどんな人かしら?
皆さんも次回の「不動産鑑定士リレーリポート」、お楽しみに!
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不動産鑑定士リレーレポート